検査説明 CT
CTとは
X線を360度方向から人体に照射し、透過してきたデータをコンピューターで解析し人体の横断像を撮影する検査です。 当院にはGE社製64列の最新鋭CT装置2台が装備され従来のCT検査に比べ、検査時間の短縮や被曝線量の低減が可能となり、患者様への負担がかなり少ない検査となっています。
CT1号機(北館1階) GE社製 Optima Pro 660 64列 |
CT2号機(南館2階) GE社製 Discovery 750HD 64列 |
当院でのCTの主な役割
CT検査には造影剤を用いない単純CT検査と造影剤を用いた造影CT検査があります。
単純CT
・ | 脳の出血や脳梗塞、脳腫瘍の診断を行います。 |
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頭部外傷等による骨折の診断を行います。 さらに、撮影した画像データーをさらに細かく再構成し立体的な3次元画像(3D)の作成を行います。 |
・ | 撮影時間は約10~20秒程度で、入室してから約3分程度で検査は終了します。 |
脳出血 |
脳梗塞 |
3次元画像 |
造影CT (腕の静脈から造影剤という薬を注射しながら撮影をおこないます)
・ | 脳腫瘍など、より詳細な検査が可能となります。 |
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血管の走行を立体的に撮影ができ、動脈瘤や狭窄、動静脈奇形などの血管病変の診断が可能となります。 さらに、撮影した画像データーをさらに細かく再構成し立体的な3次元画像(3D)の作成を行います。(CTA) |
・ | 造影剤が頭部を灌流する様子を撮影し解析することで、頭部の血流分布の様子を評価します。(CT-Perfusion) |
・ | 検査時間は、入室してから約15~20分程度で終了します。 |
脳腫瘍 |
CTA |
CT-Perfusion |
その他の造影検査
・ | 専用の装置を用いて、キセノンガスを吸入しながら撮影を行って脳血流を評価するXe(キセノン)-CT |
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造影剤を脊髄腔に注入して、脊髄を撮影し、椎間板ヘルニア等の検査を行う脊髄腔造影CTなどがあります。 |
Xe-CT |
脊髄腔造影 |
脊髄腔造影 |