認定看護師
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 呼吸療法認定士 回復期リハビリテーションセンター 看護師長 米田芳子 |
![]() 開院当時から自院で勤務し、22年目となりました。認定看護師になってから、9年目。 脳神経の看護とは何なのか、今でも、今だから考えます。 脳卒中と言う病気は、突然の発症とともに多くの方が何らかの後遺症を伴うことが多い病気です。そのため患者さんやその人の大事な家族の生活にも変化が伴います。 治療の時期からリハビリ期、在宅に戻ってからも様々なチームが患者さんやご家族と関わります。幅広い医療の知識や経験が必要になります。そして、それ以上に障害受容など心を寄り添わせ、ともに進むことが重要となります。 自院では、超急性期の治療から回復期までを担っています。社会的な問題となっている超高齢者問題や脳卒中患者の在宅患者数の増加に対し、これからも変化できる看護の提供をみなで考えられる病院だと自負しています。 コロナ渦で医療の形も変化していますが、脳神経の専門病院だからこそ患者さんや患者さんの持つ可能性を信じ、活かすことのできる実践を目指しています。 脳神経は、「難しそう・・大変そう・・」と言われることがよくありますが、治療やリハビリからの改善する患者さんの変化を実感できることは、私達の励みとなります。 人の中枢である脳神経系を学ぶことは、その後の看護師のキャリアアップにもつながると思います。認定看護師以外のキャリアアップも病院が前向きにバックアップしてくれます。是非、多くの方と看護を極めたいと思います。 |
手術看護認定看護師 手術室・救急室・中央材料室 看護主任 松原昌城 |
手術には多くの他職種が関わります。それぞれの職種が専門性の高い関わりをおこなうことで、安全に手術医療が行われています。その中でも、術中モニタリングであるMEPやABR、VEP等を行うことで、手術の合併症を予測しながら手術を行うことができ、患者さんの術後の生活も維持することができています。 大西脳神経外科病院の手術室の特徴の一つとして、救急外来を兼務していることがあります。緊急手術になった患者さんを救急外来からそのまま手術の担当をすることも多くあります。緊急手術の多い病院ですので、一連の看護の中で継続して緊急手術の術前から患者さんと関わる事、患者家族と関わることができるのが大きな魅力です。 今後も最新の医療に対応できるように、私たちも継続して学び続けていきたいと思います。 |
認知症看護認定看護師 回復期リハビリテーション病棟 看護副師長 相原加奈 |
2020年に認定看護師教育講座「認知症看護」を受講し、2021年12月に認知症看護認定看護師となりました。 2022年4月から当院が認知症ケア加算Ⅰを算定する病院となり、認知症・せん妄ケアチームを立ち上げました。認知機能の低下により生活の中で困っておられる症状に対して、病棟のリンクナースも含めた他職種と環境調整やケア、薬剤調整などカンファレンスの開催や研修会の実施をしています。 認知症者へのケアは、継続が必要であり一人では出来ません。看護部だけではなく、院内の他職種が連携し合っていかなければ成り立たないと思っています。認知症を持つ患者さんが安心して入院・治療・リハビリが出来る環境やケアについて一緒に考えて実践してみませんか?一緒に楽しみながらケアが出来る仲間を院内に増やしていけたらと思います。お気軽にお声かけ下さい。 |
摂食・嚥下障害看護 認定看護師 脳卒中センター 看護副主任 橋本 加菜 |
摂食・嚥下障害とは、何らかの原因でゴックンと飲み込む事や食べる事が難しくなる事をいいます。 人は当たり前のように食事を摂取し「食べられない」なんて事は、健康な時は考えもしない。故に誰もが“死ぬ前に何が食べたいか”なんて一度は考えた事があるのではないでしょうか。焼肉、お寿司、ラーメンや果物。しかし、本当に死を目前に私達は食べたいモノを食べる事が可能なのでしょうか。 超高齢化社会の今、自身や家族の「最期」を医療ケアも含め具体化している人も年々増加してきています。その為、食べられなくなったその時をどうするのかは個々の希望や価値観によって大きく変わります。しかし、最期まで「口から食べたい」という思いは皆一緒ではないでしょうか。 摂食・嚥下障害看護認定看護師の役割は、安全に「口から食べられる」を一人でも多くの患者さまに提供できるよう「実践」「指導」「相談」のもと看護の質の向上を目指す事です。さらには、食べられる可能性が極めて低い患者さまであっても「食べる事への希望」を残した最大限の援助方法を患者様、ご家族様が納得できるまで共に模索し、QOLが維持・向上できる視点で関わる事だと考え活動しています。 |