大西脳外科クリニック

大西脳外科クリニック

女性ホルモンの乱れ、脳の病気が原因かも?!

今回は「下垂体腺腫」という疾患についてのお話です。
多くの女性は月経不順を経験したことがあると思いますが、その原因はストレスや疲労など様々です。短期間の月経不順であれば多くの場合問題になりませんが、長期にわたる際には何らかの病気が隠れていることがあります。その一つに「プロラクチン」というホルモンの異常があります。
 
プロラクチンは脳下垂体と呼ばれる脳の器官から分泌されます。運動やストレス、妊娠等によって生理的変動を示すホルモンなのですが、脳下垂体できた腫瘍が原因でプロラクチンが過剰に分泌される場合があり、そうなると月経不順や不妊をきたしてしまいます。「プロラクチン産生下垂体腫瘍」といい、1cm以下の小さいものから視野障害を引き起こすほどの大きさのものもありますが、後者の場合は手術治療が必要になります。
 
手術治療は内視鏡と呼ばれる細長いカメラを鼻から入れて行います。鼻の中の粘膜を切開して内視鏡等手術器具を入れ摘出していくため、表面に傷を残さず、比較的容易に治療をすることができます。
 
頻度が高い月経不順ですが、継続する月経不順の場合には病院を受診しプロラクチン濃度を測定しましょう。原因不明のプロラクチン上昇があればMRI検査を行い下垂体腫瘍がないかどうか調べることが大切です。

コラム

  • 受診を迷ったりしていませんか?

    受診を迷ったりしていませんか?

  • 脳卒中の栄養管理

    脳卒中の栄養管理

  • 歩くことと認知症予防

    歩くことと認知症予防

  • 脳卒中、寒暖差にご用心!

    脳卒中、寒暖差にご用心!

  • 認知症と車の運転 ~いつまで運転していいの?~

    認知症と車の運転 ~いつまで運転していいの?~