大西脳外科クリニック

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急性頭蓋内血腫

急性頭蓋内血腫について

頭部外傷などにより頭蓋内で出血が起こり、血腫(血のかたまり)を形成したもの。血腫の増大により脳が圧迫させるため、神経症状が現れることがある。

頭蓋内の出血により起こる
急性頭蓋内血腫の病態

  • 頭蓋骨には伸縮性がないため、頭蓋内で出血が起こると頭蓋内圧が亢進する。
  • 頭蓋内圧が高度に上昇すると、脳ヘルニアをきたして死に至ることがある。
  • 早期に診断し、血腫を除去する必要がある。

頭蓋内の出血により起こる
急性頭蓋内血腫の分類

急性硬膜血腫 急性硬膜血腫

骨と硬膜の間に出血する

受傷直後の意識障害から一時的に回復する。 意識清明期が存在する。(15〜60%)


  • 受傷側に多い

硬膜とくも膜の間に出血する

受傷直後より意識障害が起こり(30〜40%)、徐々に増悪する。



  • 受傷側の対側に多い

治療の基本は手術
開頭による血腫除去術

  • 治療の基本は開頭手術による血腫の除去です。
  • 意識障害、頭蓋内圧亢進、正中偏位などがみられる症例に対しては手術が必要。
  • 血腫が広範囲であったり脳浮腫がみられたりすることがあるので、原則大きく開頭する。
  • 血腫を除去した後、術後の脳浮腫が強くなることが予想される場合には外減圧術を行う。
  • 外減圧術にて対応できない重度の脳浮腫が予想される場合には内減圧術を行う。

頭部外傷