MRI(磁気共鳴画像)とは、強い磁石と電磁波を使って体の内部の情報を画像化したもので、放射線を使用しておらず、被曝をすることなく人体を任意の角度で観察することができ、また、造影剤を使用せずに血管の情報を得ることができます。当院では、MRI4台で検査を行っております。その内の1台は、2017年に新規導入にした3TMRIで、他の3台に比べ静磁場が強くより鮮明な医療画像を提供することができます。
当院で行っているMRI検査
【Inhance-MRA/V】
【MR-Perfusion】
CT-Perfusionと同様に、静脈から造影剤を投与し、MRIで脳血流の評価を行います。
【tractography】
橋から頭頂葉の白質に向かう神経の繊維を描出する検査で、神経線維の断裂が無いか調べる検査です。
【MR-Spectroscopy】
MRI装置を使い脳内の代謝物質を測定する方法で、腫瘍などの病変の鑑別に役立つ検査です。
【Functional-MRI】
神経細胞が活動すると、ブドウ糖や酸素を代謝することを利用し、脳活動の様子を画像化したものです。
【MR-Myerography】
CT-Myerographyと同様に脊髄への椎間板の圧迫等を調べる検査ですが、CTのように造影剤を使用することなく、脊髄の描出が可能です。