シンデレラ休暇取得者の声
看護師 せた まみこ 瀬田 麻美子さん (平成28年10月~12月 休暇取得)
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休暇取得のきっかけは?
以前より国際協力に興味があり、study tourや海外研修を通して実際の海外医療現場を見て学ぶことや海外で過ごすことの魅力や楽しさを知るきっかけとなり、ボランティア活動という形で2ヶ月程ケニアに行きました。再び長期的に海外に行きたいと思う気持ちが強くなり、シンデレラ制度のことを知りこの休暇を利用したいと思い埼玉からこちらに参りました。
(※掲載写真は、当院就業前にアフリカ・ケニアで、医療ボランティアをした頃のものです。)
休暇取得の目的は?
現地に暮らす人々の生活の中で暮らし、海外の医療現場を訪れボランティア活動を中心に海外で色々な活動をしたいと思っております。
シンデレラ休暇/(株)ヤスメル提案について
他の病院には無く休暇中も給与を受け取ることができ、保険も継続出来るとても素晴らしい制度だと思っております。
ホームページをご覧の皆様へ
シンデレラ休暇での過ごし方は十人十色、様々な過ごし方が出来ます。3ヶ月を使って有意義な休暇過ごしませんか!? 少しでも興味を持ってくださった方がいらしたら私たちと一緒にこんな働き方をしてみませんか!?。
シンデレラ休暇取得後の声 ( 当院広報誌「ぶれいん第33号」掲載内容 )
シンデレラ休暇を通して
私は2016年10月~12月の3ヵ月間で当院に導入されているシンデレラ休暇を利用し熊本県南阿蘇村、Nepal、Kenya、Ugandaを訪れました。訪れた目的は被災地をこの目で見て助け合い活動に参加する、Nepalの病院見学と医療現場の実際を知る、NGO団体を通して支援しているチャイルドと対面する、孤児院で子供たちと触れ合い現地の人々の中で生活をすることでした。南阿蘇村では主に農家の方の農業のお手伝いや土砂の片づけをさせて頂き、Nepalでは大西院長先生と古くからお知り合いである脳外科学会会長のBasant Pant先生の病院で研修をさせて頂きました。またKenyaやUgandaでは英語を教えたり、食事を作ったりと現地の子どもたちと同じ生活をおくりました。
この3ヵ月たくさんの笑顔に出会い、人々を通してたくさんの貴重な経験と多くのことを学ばせて頂きました。中でもUgandaでお世話になった家には水道がなく、毎日40Lの水を川まで汲みに行った経験がとても印象残っています。家から川まで歩いて15分位でしたが、川で出会った兄弟は汲んだ水を持ってこれから10キロ近く歩いて帰ると言って去っていきました。蛇口をひねれば飲める水が出る、命の危険を気にせず街を歩き生活を送ることが出来る、私たちの国ではごく自然で当たり前のことが世界では当たり前でない現状がありました。
出逢う人たちは皆私が考え、想像する以上の苦労や苦難を抱える人や子どもたちばかりで、その中で懸命に前を向き生きる姿は私が忘れていた大切なものを思い出させてくれた気がしました。出会った人たちに恩返しできることは何なのか、経験や学びを最大限に生かせる方法は何なのか私は未だに見つけられずにいます。ただ熊本の現状や、世界の現状を一人でも多くの人に伝えたい、知ってほしい、再びこの場所を訪れるときに今回の恩返しができたらと思っています。もっと英語が出来たら、たくさんの知識や技術あったらよりお役に立つことが出来たのではと思う日々です。
また、この3ヵ月を通して改めてシンデレラ制度の素晴らしさを実感することが出来ました。今後多くの人がこの制度を利用し、短期間のお休みでは経験できない事をたくさん経験して欲しいと思います。今回この制度を利用するにあたり周りの方々の協力なくしては実現できなかったことであり、Nepalを紹介してくださった大西院長先生を始め長いお休みを取るにも関わらず笑顔で送り出してくださった病棟スタッフの皆様、一人一人に改めて心から感謝しています。
そして最後に、アフリカの子どもたちの笑顔が一つでも増えますように・・・私はこれからも大好きなアフリカの子どもたちの力になっていきたいと思います。