看護部は、「生命の尊厳と患者さまの人権を守り、常に患者さまの視点で看護を実践する」を理念とし、常に患者さんご家族の視点で考えて看護を実践することを基軸に、専門的知識を深め質の高い医療の提供を目指しています。患者さんご家族だけでなく、一緒に働くもの同士が認め合い、個々の能力を最大限発揮でき、一人一人を大切にできる環境づくりが大切だと考えています。
また、多職種との連携やチーム医療においては、看護師が中心的役割を担うことが重要です。近年地域医療構想が進む中、当院は、救急医療から回復期リハビリテーション、健康寿命を延伸するための予防医療の提供を担う外来まで、一貫した医療の提供を行うことが役割としてあります。2025年度は看護外来を設立し、より地域住民の方々、地域の医療機関、施設などとの連携にも力を入れ、「繋ぐ看護」を目指して努めてまいります。
看護部長
前田 ゆうこ
「医療従事者として命を尊ぶことを大前提とし、脳神経外科では意識障害を伴うことが多いため、患者さまがどういう状態であったとしても人として尊び人権を守ること、また、多種多様の障害を抱えた患者さまの立場に立ち、『もし自分が同じ状態であったら』と常に考え、その視点で看護を実践することを理念に掲げています。」
北2階病棟は「脊椎・脊髄センター」として43床を有し、脊椎・脊髄疾患を中心に脳血管疾患全般を含め、手術やリハビリテーションを目的とした患者様が入院されています。そのため患者層は多岐にわたり幅広い看護が求められます。
疾患や重症度も患者さん個々で違うため、多職種とカンファレンスや情報交換を行いながら、生活動作に合わせた援助やリハビリを行っています。患者参画型の看護ケアPLANの提供を目標に、患者・家族の思いに沿ったケアを大切にしています。
北2階病棟は脊髄・脊椎と脳卒中患者が入院しており、幅広い看護が求められます。重症度は個々で違うため、患者・家族の思いに沿ったケアを大切にしています。
患者参画型看護計画を目指して、他職種連携によるチーム医療の連携を行うために日々カンファレンスを実施しています。
手術後の起き上がり方や退院後の生活に向けて、指導を行っています。
頚椎カラーや腰椎コルセットを退院後も使用される患者さんに対して指導・練習をしています。
北3階病棟は、回復期リハビリテーションセンターとして2017年7月にオープンしました。そして2025年1月から60床になりました。
当院の急性期3病棟から脳卒中を中心に脳腫瘍や脊髄疾患の患者さんを受け入れています。他院からのリハビリ目的の患者さんの受け入れも当院急性期病棟を介してとなりますが行っています。
急性期病院に開設された回復期だからこそ、スムーズな移行と情報の共有が出来ると考えています。
病棟も大きくなり、気持ちを新たに、「患者さんの生活の再構築」につながる様、患者さんお一人一人の持てる力や生活背景を大切に、寄り添える看護を実践しますので今後の活動を楽しみにしていただければと思います。
北3階回復期病棟では、季節毎に様々なレクリエーションを行っています。また定期的に壁画作りを行っています。
入院している患者さんと一緒に作成することもあり、長期の入院によるストレスの軽減や気分転換になればと活動しています。参加された患者様の笑顔をみることで、私たち病棟スタッフも元気をもらうことができています。
南3階病棟(脳卒中センター)は、その名の通りSCU6床と急性期病棟36床の9割以上が脳卒中で構成されています。突然に発症することの多い脳卒中は、重篤化の回避や合併症の予防からはじまり、「10日後、1か月後、6か月後、1年後・・」と生活の場に戻る患者さんやご家族の姿を想像し、支援できることが必要です。
当院では、脳卒中の患者さんや御家族を支える多職種のチームや認定看護師(脳卒中リハ/摂食嚥下)も在籍しています。専門性の高さが売りの一つですが、それだけではなく人と人との関係を感じることのできる病棟でもあります。入院から「てん」と「点」を繋ぐように、患者さんやご家族と向き合えるあう姿勢を大事にしています。
「ひとが/座って/食べる」ことの意味を一緒に考えてみませんか。
南4階病棟は、脳腫瘍・頭蓋底外科センターとして、一般病棟31床、HCU6床を有しています。スタッフは看護師、准看護師、介護福祉士、看護助手で構成されています。
対象の患者さんは、脳腫瘍のほかに、脳卒中、外傷、てんかんなど、脳外科全般の受け入れを24時間体制で行っています。HCUでは、人工呼吸器装着や手術直後などの重症患者さんの受け入れを行い、緊張感をもちつつ、患者様が安全に安心して医療・看護が受けれるように取り組んでいます。
また、入院直後より、セラピストやMSWなどと協力し、早期から退院を見据えた看護が提供できるよう努めております。
当院の外来は、初診の患者さんや他の医療機関から紹介された患者さん、継続して再診察を受ける患者さんの診療を行う「外来」と、緊急対応が必要な患者さんや救急車で来院された患者さんの診療を行う「救急外来」、脳を中心とした身体の健康状態を確認する「脳ドック外来」、その他「お薬外来」・「リハビリ前診察」があります。また、4月より生活指導を含む継続した看護提供を目的とした「看護外来」が開始となります。
当院は可能な限り1日で診察~検査~結果説明まで行えるよう努めていますが、症状や緊急度に応じて対応しています。
外来看護師は問診票を確認し、緊急度を調整するため直接聞き取りを行い、全ての患者さんが円滑な診療・治療を安全に受ける事ができるよう精一杯取り組んでいます。また、患者さん・ご家族が安心して当院の医療サービスを受けられるよう丁寧な説明・対応を心がけています。
手術室センターは、手術室3室、IVR室1室、中央材料室から構成されています。
当院は24時間365日救急搬送の受け入れをおこなっており、いつでも緊急手術が必要な患者さんに対応できるよう、医師・放射線技師・検査技師などと協力し、安全でより質の高い手術を提供しています。
専門病院である当院は、症例数も多く血管内治療においても最新の装置を用いて、最新の治療にあたっています。医療が進化していくにあたって、看護師のバージョンアップも必須であり、新しい機器が導入される際には、外科医に混ざり手術室看護師も一緒に勉強会に参加できる環境にあります。
ブラッシュアップされた内容をすぐに実践できるので看護の質の向上につながっています。
中央材料室は、手術で使用する器材に加え、院内で使用する医療器材の洗浄、乾燥、組立、確認、包装、滅菌、保管、供給を一手に担う部門です。患者さんに安心で安全な手術が提供できるよう、日々感染対策を意識し清潔で信頼できる医療器材の供給に努めております。
中心にいるのは患者さんであり、今後も患者さんに安心して手術を受けていただけるよう十分に配慮された看護を提供し、「大西脳神経外科病院で手術してよかった」と感じていただけることを目標に向かって走り続けたいと思っています。
より迅速な対応を求められる血栓回収については、血栓回収チーム「TOP RUN ONC」を立ち上げ、症例検討を毎月おこない団結力を深めより良い治療が提供出来るよう日々努めています。