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病院の事務職は、受付で患者さんをお迎えし、外来診察や検査や治療を終えて会計の時と、複数回患者さんにお目にかかる職種でありながら、医師や看護師などの医療専門職に比べると目立たない存在です。
病院の本業である医業の収入は国の定める診療報酬で金額が決まっていて、物価や人件費が上がったからといって勝手に患者さんからいただく医療費を値上げすることは出来ません。また、医療に必要な物を購入する際の消費税は患者さんからいただけないため病院が被ります。従って、某企業のように初任給40万円!といった手段で人材を集めることは不可能な業種です。それでも医療専門職は医業に関わるためにその資格を取得した人たちですのでこの業界に入ってきてくれますが、事務職は同じようにはいきません。
そんな事務職ですが、患者さんやご家族さんから「命を助けてくれてありがとう」というお言葉をいただきこちらが感動することがあります。医療専門職の人たちが行った医療行為を最終的にお金に換えるという経営の根幹に関わる仕事をしています。職員の労働環境や処遇改善に関わる仕事で職員に喜んでもらえることがあります。複数の医療専門職の間で、潤滑油のような働きをすることもあります。将来、病院(法人)の経営に関わる立場になれる可能性のある仕事でもあります。
医師や看護師などの医療専門職と協力して患者さんや職員のために働き、仕事へのやり甲斐と誇りを感じられる医療事務職という仕事は、世の中からもっと注目されてよいと私は考えてきましたが、考えているだけで世の中の見方を変化させるだけの動きは何も出来ていませんでした。昨年、近畿病院団体連合会事務長会で医療事務職の「文系学生・志望業界ランキング10位入りを目指す意気込みを持とう!」という目標を遅まきながら掲げたところです。
私たちのその思いを引き継いでくださる若い方々を医療業界はお待ちしています。
事務部長
藤井 健
医事課は、病院の運営において医療事務や患者対応を担当する部署です。
病院経営の根幹を支える重要な部署であり、医療スタッフと連携しながら病院運営の効率化を図る役割を担っています。
受付・会計業務 |
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診療報酬請求(レセプト業務) |
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患者対応 |
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入退院手続き |
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病院経営のデータ管理・分析 |
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官公庁等への各種申請 |
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秘書課員は外来・病棟・医局・クリニックに配属されています。秘書課員は「医師事務作業補助者」の資格を持ち、医師に患者さんの生命と向き合う仕事に集中してもらうために、医師の事務業務の補助を行っています。
配置場所によって業務内容は分かれていますが、医師の診察補助、電子カルテの代行入力、各種予約取得、脳ドック業務、患者さんの診療情報の管理、退院時要約の作成補助、医師のスケジュール調整、データ登録、医療文書の代行作成業務、患者さんの予約変更対応業務など多岐にわたります。
日々の業務はとても忙しいですが、私たちは秘書課の業務に誇りをもっています。秘書課は、患者さんや医師・他部署職員と多くの関わりが持てる部署です。今後も医師や他部署との関わりを大切に業務を行って参ります。
総務課にも、企業やお役所などどのような組織にもある人事・労務、経理、施設・用度の各係があります。
人事・労務係では、職員の入・退職に伴う社会保険の手続きや給与・賞与の計算に始まり、福利厚生に関わる制度の説明など多岐に亘る業務を行っています。
経理係では、日々の現金出納業務から取引先への支払いや職員の出張精算、月次決算や財務データ、会議資料の作成、監査法人とのやりとりなどを行っています。
施設・用度係では、事務・什器備品の発注、医療材料の発注と在庫管理、施設の修繕などを行っています。SPD:SUPPLY(供給) PROCESSING(物品の流通加工処理) DISTRIBUTION(物品の配送)という、院内物流管理システムの運営も担当しています。
直接患者さんに接する機会は少ない部署ですが、職員のためだけでなく病院で活動する全ての方々に快適な環境を提供できるように努めています。
当課は、医療現場を裏方として支える重要な役割を担っています。私たちの使命は、医療スタッフが患者さんに最高の医療を提供できるように、情報システムを通じて支援をすることです。常に安定した情報システムを提供することで、安心して業務に専念できるようサポートしています。
また、業務効率化を推進する上でも活躍する場面が多く、最新の技術を活用し効率的に業務を遂行できるよう、IT技術を通じてサポートしています。
新しいアイデアやチャレンジ精神を持ち、未来の病院を支える情報システムを構築していくことに日々努力をしています。