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三叉神経痛

三叉神経痛

顔の感覚

 三叉神経とは、顔の感覚(痛覚・触覚・温冷覚など)を脳に伝える神経です。脳幹の橋という部分から出て、3本の枝(第1枝〜第3枝)に分かれます。それぞれが支配する領域は右図に示す通りです。

 この三叉神経の脳への入口部が血管などにより圧迫され三叉神経が刺激状態を呈し、顔に痛みが生じるのが三叉神経痛です。

 

 

支配領域に一致した激痛

 三叉神経痛の顔の痛みには特徴があります。痛みは非常に強く、突発的な 「刺されるような」 激痛がおこります。痛みは一瞬、数秒のものがほとんどで、長く続いてもせいぜい数十秒です。

 

 

 

画像診断

三叉神経痛を疑われた場合、MRI検査を行います。

脳神経部位を細かく撮像し、脳血管が三叉神経を圧迫していないかを診断します。

脳血管による三叉神経の圧迫が疑わられる場合は、

CT-Angiographyというヨード造影剤を用いた血管の検査などを行います。

 

MRI画像

 

    

CT-AngiographyとMRI画像を足し合わせて、手術で必要となる3D画像を作成します。

これより、三叉神経を圧迫している血管を明確にし、手術の際に障害となる静脈も描出します。

 

三叉神経痛の治療
外科的治療

微小血管減圧術といわれる、密着している三叉神経と血管を分離するために、

両者の間にクッションを挟むほか、血管を移動させて固定する手術が広く行われています。

 

薬物治療

薬物の漸増投与により65~75%は症状が改善しますが、約半数は2年以内に再発します。